ジャンルを超えたサウンドで人気を集めるピアノトリオfox capture planが、活動10周年の節目に、“NEBULA（星雲）”をテーマに制作した初のコンセプト作品。ストーリーの核となる星や宇宙にちなんだ楽曲はメンバーがそれぞれ持ち寄って完成させたもので、滝 善充 (9mm Parabellum Bullet) のギターをフィーチャーした「Meteor Stream」、シンセのリズムとトリオのグルーヴがポップに融合した「Blue Planet」、Chihiro Singsのポエトリーリーディングとコーラスがクールに響く「Constellation」といった新たなスタイルを提示する。またバンドの代名詞ともいえる美しいピアノの旋律と疾走感が楽しめる「Cosmos」「Andromeda」「Nebula」などの楽曲の間に、激しいリズムとギターが爆発する「Dark Side of the Moon」や静寂のピアノソロ「The Day」といった短い間奏曲を配置して全体を構成することで、物語性を重視する劇伴音楽を数多く手掛けてきた彼らの経験が見事に昇華された内容となっている。これまでの活動の集大成であると同時に、さらなる“深淵なる音の銀河”への旅立ちを宣言したマイルストーン的作品といえるだろう。このアルバムはApple Digital Mastersに対応しています。アーティストやレコーディングエンジニアの思いを忠実に再現した、臨場感あふれる繊細なサウンドをお楽しみください。