斉藤和義と中村達也が前作から2年3か月ぶりに放つ初のミニアルバム。インスト4曲を含む全8曲を2人だけのジャムセッションで制作しており、タイトルそのままに「裸」をさらけ出すような、彼らのエネルギッシュな素の音楽性を楽しむことができる。ポップな歌とコーラスが駆け抜ける"Sweet Hitch Hike"のようなナンバーもあるが、憤懣(ふんまん)やるかたない思いを叩きつけた"吠え面"、2人がかけ合いをしながら大人の哀愁をブルースロックに託す"硝子の50代"など、詞もメロディも音も衝動のままに作られた曲が際立つ。過去にさまざまなアプローチを試みてきたユニットが原点回帰し、その本来の魅力であるロックでパンクな感覚を見せた痛快な作品。
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