頭脳警察 3

頭脳警察 3

冒頭の"ふざけるんじゃねえよ"で炸裂するPANTAの怒りは、まともに発売されなかった前2作のみならず、複雑化するばかりだった当時の社会状況へのフラストレーションも反映しているはず。ただ、こうしたダイレクトな感情表現はアルバム全体としては希薄で、むしろ彼自身の決着のつかない内面描写のほうが印象深い。これに呼応するようにサイケデリック、あるいはカオス的なロックが充満しており、"嵐が待っている"、"歴史から飛びだせ"などはライブで演奏されることも多い曲だ。FLOWER TRAVELLIN & BANDのギタリスト、石間秀樹が参加し前作からわずか5か月で発表された1972年の3作目。

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