惚れた

惚れた

ザ・テンプターズのメンバーとしてデビューしたショーケンこと萩原健一が、俳優としての才能を開花させていた1975年にリリースした初のソロ・アルバム。「傷だらけの天使」「前略おふくろ様」といったドラマで若者からの絶大な人気を誇った彼の魅力が満載されている。「前略おふくろ様」の主題歌 “前略おふくろ様” 、「傷だらけの天使」での破天荒な主人公と弟分の掛け合いが楽しい “兄貴のブギ” 、ヒット・シングル “お前に惚れた” を収録している。また、河島英五のカバー “酒と泪と男と女” は、アイドルから脱却し、反逆のカリスマともいえる魅力を身につけたショーケンのイメージを決定づける代表作の1つと言っていいだろう。1970年代中期の特徴的なサウンドを奏でているのは井上堯之バンド。ザ・テンプターズの兄貴分であったザ・スパイダースのメンバーであり、グループ・サウンズ以降にショーケンや沢田研二、大野克夫とともに PYG を結成していた彼は、ショーケン・サウンドの陰の立て役者である。その味わい深いサウンドも本作の楽しみの1つだ。

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