花と雨

花と雨

1999年からソロラッパーとして活動するSEEDAが、2006年にリリースした通算4作目のアルバム。BACHLOGICの全面プロデュースによる作品で、キャリア初期の持ち味だった日本語と英語のバイリンガルラップではなく日本語を軸にしたラップを聴かせている。シンプルでありながらパワフルかつドラマチックなBACHLOGICのトラックとSEEDAのスキルフルなラップの相性は抜群。ストリートのリアリティをヒリヒリするような緊張感で聴かせる「Sai Bai Man」、亡き実姉に捧げられたというエモーショナルな「花と雨」など、タイトでリリカルなラップが壮大なスケールで展開されている。共にシーン屈指のラッパーとトラックメーカーがタッグを組んで1+1が2以上を生む化学反応を起こし、結果として両者にとっての代表作となった。日本のヒップホップの一つの到達点と呼ぶにふさわしい金字塔的なクラシックアルバム。

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