無限のHAKU

ROTH BART BARON

無限のHAKU

前作『極彩色の祝祭』では不安に陥った世界に色を取り戻すべく、魂の賛歌を奏でたROTH BART BARON。それに続く本作『無限のHAKU』には、まっさらな白の世界が広がっている。バンドの首謀者であるシンガーソングライターの三船雅也は、本作のステートメントにこう記した。「止まってしまった呼吸を蘇生する、真っ白な音楽を作りたいと思いました」。そして彼は未曽有の混乱に疲れ果てた人々の心を癒やし、再び揺り動かすためのフォークミュージックを12人のミュージシャンと共に鳴らした。エレクトロニクスとバンドアンサンブルが融合し、管弦楽器の音色が彩る幻想的な音世界は、どこまでも優しくて穏やかだ。その柔らかな音の波に揺られ、「どこへ 行けば 僕ら笑えるだろう?」(「Ubugoe」)といった切なる思いが歌われる。混乱がいまだ続く世界で、行き場もなくさまよう人々のために鳴らされる祈りの音楽。その美しさと静けさが、心をゆっくりと整えてくれる。

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12