際立つポップさと確かな演奏力を備えた男女混成4人組バンドによる3作目のEP。大人になっていく季節の揺らぐ心を描いた"あのころ見た光"、不器用な恋の結末を枯れたサボテンに重ね合わせた"サボテン"など、日常に根ざしたリアルな心象風景をポップなメロディに乗せて伸びやかに歌う。また、歌謡曲的な哀愁を帯びたメロディを男女ヴォーカルの掛け合いで歌う"Never Come Back"、乾いた感触のビートで複雑な乙女心を表現した"Bitter"など、バンドの新境地を感じさせる楽曲も。長屋晴子(Vo/G)のまっすぐな歌声が際立つ"リトルシンガー"が、ラストに爽やかな余韻を残す。
- sumika
- Awesome City Club