ブルーピリオド

ブルーピリオド

20世紀の偉大な芸術家、パブロ・ピカソの初期作“ブルーピリオド”(青の時代)と同じタイトルを掲げた3作目のミニアルバム。青い絵の具を用いてメランコリックな情景を描いた若き日のピカソのように、ソングライターの石原慎也(Vo/G)が青春の終わりに宙ぶらりんなまま生きる自分自身を見つめて歌う。“大人になんかなりたくないよ”と青くさいセリフを吐く「スタンド・バイ・ミー」、思い出の品やデータを消しても消せない元カノの面影をたどる「届かない」、童話のような美しい世界を描きながら、命のはかなさを感じさせる「月に住む君」。シビアな現実が目の前に迫り来ていると分かりながら、もう少しだけこの場にいたいと願う“子ども以上、大人未満”の心情がひしひしと伝わってくる。メンバー3人がギター、ベース、ドラムのみで奏でるサウンドは、シンプルながらもきめ細やかなアレンジが施され、ブルーにこんがらがった歌の世界を美しく彩っている。

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