脱力系ローファイサウンドで異彩を放つ3人組バンドのセカンドアルバム。どこか懐かしく心に響くメロディと浮遊感あふれるサイケデリックな音像で、幻のように淡い情景を描く。不思議なコード進行やひねりの効いた展開を織り交ぜたアレンジはますます独自性を強め、心地良い揺らぎを生み出している。移り変わりの早い音楽シーンについて歌う "新世代"、生命の進化に思いをはせる "深海より" など、ユーモアとシニカルさを備えた歌詞も魅力。