

2005年に行われた国際博覧会『愛・地球博』をもじったタイトルのセカンドアルバム。前作「新人クレバ」とは打って変わってアルバム全体をゆったりとしたテンポで統一しつつ、一貫してメロディアスなフロウで勝負した作品だ。モーツァルトの "アイネ・クライネ・ナハトムジーク" を驚くほど大胆にサンプリングした "国民的行事"、SONOMI の琉球風ヴォーカルと三線をフィーチャーした "island life"、どこかセンチメンタルなサマーチューン "イッサイガッサイ"、仲間との別れを歌った切ないミディアムナンバー "スタート" と、KREVA のトラックの博覧会ともいうべき多様なナンバーで聴き手を魅了する。