変身

変身

「このアルバムを聴いて、何かが少しでも変わってくれたらうれしいです」。NEWSの増田貴久は15作目のアルバム『変身』についてApple Musicに語る。本作には“あなたは、まだ、本当のNEWSに出会っていない。”というインパクトのあるキャッチコピーが掲げられている。これはスタッフから提示されたものだというが、「かなりのプレッシャーを感じました。まだまだ変化を求められているんだなって」と増田は笑いながら振り返る。20年以上のキャリアを積んだベテラングループとして確実な人気と地位を築いたNEWS。その中で、増田は自分の内面を見つめて「大人になったんだろうけど、感覚としては子どもの頃とあんまり変わってない」と言う。ただ、経験を重ねる中で後輩も増えてきて、責任を感じる場面が多くなった。「昔は事務所が作ってくれた状況の中でやっていればよかったけど、今は自分たちで状況を作らなきゃいけないし、作れる。これまでの経験値をちゃんと自分たちの武器にできたらと思っています」 人は生きている限り変化から逃れることはできない。NEWSもまた、グループとしての形を変えながら歩んできた。増田曰く、自身は変化に対してあまり臆することのない性格で、「やるか/やらないか迷った時は、全部やっちゃうタイプ」。ただ、NEWSのメンバーとして活動する中で、何があっても変わらなかった思いがある。それは「NEWSというグループを守っていくこと」。「そのために僕たちはまだ変われる部分があるし、変えずに大切にしていきたいものもある。それが何なのかを、このアルバムとライブを通して、みんなで確かめていけたらと思っています」。そして今回彼らが最も伝えたいメッセージは、「変化していく自分を楽しもう」ということだ。「大きな変化じゃなくていい。この音楽を聴いてくれた人の心がちょっと軽くなったり、気付いたら悩みを忘れていたり、そのくらいの“変身”でもいいと思う。少しでもハッピーになれたり、何かの原動力になってくれたらいいな」と語る増田に、ここからはいくつかの楽曲を解説してもらおう。 変身-Prologue- ヒップホップ、ロック、クラシックなどいろんなジャンルの音楽に飛んでいく変化の激しい楽曲。このアルバム全体の雰囲気が入っています。 変身 「変われ」と自分に向けて歌った応援歌。僕が僕のために歌った歌を誰かが聴いて、その誰かが自分の歌にしてくれたらいいなという思いで歌っています。僕らはいつも今の自分たちが一番好きなもの、やりたいことに意識を向けている。この曲でも今しかできないことにこだわって、今だからこそ表現できる思いを詰め込みました。 第一講:「変身の前兆」 -Interlude- 第二講:「選択の岐路」 -Interlude- 第三講:「変身の行方」 -Interlude- 三つのインタールードは、“変わるとはどういうことだろう”と考えさせてくれる内容になっています。僕らのアルバムではこれまでいろんな方にナレーションをお願いしてきましたが、今回は僕が若いころから仲良くさせていただいている山寺宏一さんが参加してくださって、もう震えるほどうれしかったです。収録に立ち会ったスタッフさんの話によると、「2歳ほど年齢を上げてください」みたいなオーダーにも即座に応え、ひっくり返るくらい多彩な声のチャンネルを披露してくださって、最後に「まっすーによろしく」と言って帰られたそうです。 WHAT'S NEW 自分が頑張った事実というのは、結局自分の味方になってくれてるから大丈夫、だから自信を持って自分らしくいてね、というメッセージを伝えています。かわいい曲にも聞こえるけど、強いメッセージが込められているので、しっかりと強めに歌っています。1曲の中でテンポ感や雰囲気がどんどん変わるので、ダンスの振付師さんも戸惑ってました。途中で“デンデケデンデン…”とビートが鳴るパートは、コンサートの演出もすごいことになってます。 Chankapana (English Version) NEWSの楽曲がサブスクリプションサービスで解禁されたことをきっかけに、「チャンカパーナ」がまたチャートにランクインし、今まで聴いてなかった方もたくさん聴いてくださるようになりました。海外からの反響もあり、そこで今回、英語で歌うという新たなチャレンジに踏み切りました。歌うのはすごく難しかった。普段のレコーディングは3時間くらいなんですけど、この曲は5、6時間かかりました。ずっと自分の中にある曲だけど、英語にすることで見方が変わる部分もあり、こういう“変身”も面白いなと思います。 TM ☆Taku Takahashiさんが手掛けた僕のソロ曲。僕が好きなテンポやリズム感、「最近こういう音楽を聴いています」といった思いを伝え、後は全部☆Takuさんにお任せしました。作詞は、NEWSの楽曲もたくさん書いていただいている篠原とまとさん。とまとさんとは時々ごはんを一緒にさせていただくんですけど、普段からしゃべる言葉のチョイスが面白い。今回ピックアップしてくださったのは、“トレードマーク”を意味する「TM」。よくブランドロゴの近くにTMマークが付いていますが、僕は小さいころからずっと「タカヒサマスダが付いてる」と思ってました(笑)。 HOT LIMIT (イナズマロック フェス 2024 Ver.) チャンカパーナ (イナズマロック フェス 2024 Ver.) 西川 貴教さん主催の『イナズマロック フェス』に参加した時のライブ音源です。リハーサルで西川さんと一緒に歌わせてもらった時に「チャンカパーナ~」と伸ばして歌ってるのを聴いて、みんなで「うわー、やっぱり西川さん、やべえ!」となってました。なのに本番では、ももいろクローバーZからもらった人形でずっと遊んでるから、僕らは「歌ってくださいよ、歌ってくださいよ!」って騒いでる(笑)。「チャンカパーナ」で繰り出してきた「消臭力~」もヤバかったです(笑)。西川さんの声のパワーがとにかくすごくて、この時は自分たちの曲なのに負けてる気がしたので、あれから“チャンカパーナトレーニング”をしています。

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