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ニルヴァーナにオマージュをささげたようなグランジ色の強いオープニング曲から、意外性のある展開で引き付ける7作目のオリジナルフルアルバム。サビで導入されるオーケストラサウンドが異様な高揚感を生む「オーケストラを観にいこう」、ニューウェイブ的なサウンドで奇想天外なSFストーリーを描く「フィクションフリーククライシス」、ブラスセクションを大々的にフィーチャーした「君の瞳に恋してない」。これまでのイメージを覆す飛び道具的なアイデアが次々と繰り出され、一瞬たりとも飽きさせない。テレビアニメやドラマのテーマソングも多数収録され、そういった曲では従来のキャッチーかつメロディアスなロックを存分に味わうことができる。ロックバンドとしての芯をしっかり持ちながら、革新的なサウンドメイクでポップとオルタナティブの両極に振り切り、ほとばしる才気を感じさせる12曲。