七号線ロストボーイズ

七号線ロストボーイズ

本作のテーマには、秋田ひろむが生活する青森の原風景があり、彼がここまで進んできた道のりや、かの土地の情景が浮かび上がる楽曲が並ぶ。アルバムタイトルにある“七号線”とは青森を通る環状道路を意味しており、「かつて焼け落ちた町」とは青森市のことを指している。「戸山団地のレインボー」は、デビュー当時に住んでいた場所を回想しながら書いたという。原風景を振り返る作品となった背景には、高校時代からの旧友と遊びで演奏をした近年の体験があり、それが青春期を回想する「アオモリオルタナティブ」を生み、やがてこのアルバムの曲たちにつながっていったとのことだ。ハードロックとポストロックが融合したような「火種」、聴く者の心を鼓舞するバラード「ロストボーイズ」、シャウトが心に残る「空白の車窓から」など、amazarashiらしいエモーショナルな曲も多い。さらに、前年の2021年にアニメ主題歌に起用された「境界線」も収録。メジャーデビューから10年以上が経過し、アーティストとして成長した秋田が過去を見つめ直し、自分自身を突き詰めた、聴き応え満点の一作だ。

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