ファーストアルバムから約2年ぶりとなるフルアルバムは、ポップなサウンドに乗せてハッピーな気持ちや元気を届けるスピラ・スピカならではの楽曲を多数収録した作品となった。本作のちょうど半分を構成する新曲は、ライブでの盛り上がりを明確に想定したナンバーや、インディーズ時代の楽曲のリメイクがそろう。さらには幹葉（Vo）と親交の深いシンガーソングライター、大塚紗英が作詞／作曲を手掛けた青春感あふれるピアノロック「なんてね、バカ。」など実に彩り豊かだ。そして残りを占める既発曲は、ほぼすべてがアニメの主題歌に起用されたシングル表題曲ばかり。突き抜けるような爽やかさとキャッチーさを併せ持つスピラ・スピカらしさが凝縮された「燦々デイズ」を筆頭に、ミドルナンバーやバラードなどバラエティに富んでいる。バンドのワクワクするような未来まで感じさせてくれる、充実した内容に仕上がった。