ハードコアラップ全盛の時代にあって、デ・ラ・ソウルやア・トライブ・コールド・クエストらと共振する批評性やアート性、ユーモアを交えた作風でオリジナリティを確立したスチャダラパー。多彩なコラボレーションによって日本におけるヒップホップの認知度を飛躍的に高めた4作目のアルバム。後に数多くのアーティストにカバーされることになる小沢健二との共演曲にして、国民的大ヒット曲「今夜はブギー・バック」のsmooth rapバージョンをはじめ、ギターデュオのゴンチチが参加した「トラベル・チャンス」に、藤原ヒロシとK.U.D.O.(工藤昌之)がプロデュースを手掛けた「何処か...どっちか... 」。そして、アメリカのファンクバンド、Freedomのカバー曲「GET UP AND DANCE」は東京スカパラダイスオーケストラが演奏を担当。スチャダラパーを含めたLittle Bird Nation所属のTOKYO No.1 SOUL SETやかせきさいだぁ、キミドリらによるマイクリレーを聞かせるなど、楽曲の多彩さが際立っている。
- 2020年
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