音楽業界のみならず、様々なフィールドで活躍するクリエーターからの熱い支持を後押しに、まさに大型新人として2012年にメジャーデビューしたシンガーソングライターの石崎ひゅーい。自分に対するまわりからの評価などに影響されることなく、とことん我が道を突き進む危ういとも言えるスタンスこそが彼の最大の魅力のひとつと言えるだろう。デビュー当時からメンターとして慕っている須藤晃を初めてプロデューサーに迎えた3枚目のフルアルバムとなった今作も、その魅力が存分に伝わる1枚に仕上がっている。そもそも、前作「花瓶の花」からわずか7か月間というリリース・タイミングが普通ではないし、アーシーさにこだわったサウンドも前作の延長線上とは言い難い。しかし、その”裏切り“、そして今作でも相変わらず赤裸々に綴られている彼の言葉は、やはり聴く者をドキドキさせる。
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