

恒例のカバー曲はなく、ほぼ全曲がオリジナル。この時期の矢野顕子の音作りに欠かせない存在となったジェフ・ボーヴァが、7曲でアレンジャー/プロデューサーとして手腕を発揮した。"ひとりぼっちはやめた [QUIT BEING ALONE]"はスタジオジブリの映画『ホーホケキョ となりの山田くん』の主題歌で、矢野は声優として映画にも参加した。"ISETAN-TAN"は、百貨店とのタイアップ曲としてではなく、自発的に作った応援歌。"永遠のともだち [GIMME A HOLLER]"は、Bill Frisellのインストゥルメンタルに矢野が歌詞を付けたもの。全体的にエレクトロニカな手触りも感じさせる、ポップな作品に仕上がっている。