オーセンティックなヒップホップの枠組みに収まりきらないラッパーの鎮座DOPENESSと環ROY、タブラ奏者のU-zhaanがコラボレーションし、ラップとビートの新たな表現を提案する初のフルアルバム。2011年からイベントやフェスへの出演をきっかけにセッションを始めた彼らは、2015年より動画配信サイトのみで楽曲を発表し、矢野顕子や坂本 龍一といったアーティストとのコラボレーションも行ってきた。本作は、彼らが10年に渡って行ってきた断続的な活動の一つの節目となる作品でもある。7拍子を軸としたビートを乗りこなす「七曜日」や、矢野顕子をゲストに迎え、変拍子のリズムと戯れる「にゃー」、スチャダラパーの名曲「サマージャム'95」カバーといった既発曲に加え、Salyuをフィーチャーした「星の下、しばし」や「Tabla 'n' Rap」のスタジオライブなど、新録された5曲を収録。インド音楽らしい超絶的なリズムを、あくまでゆるくカジュアルな佇まいで平然と乗りこなしている。
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