STILL GOING ON

竹原ピストル

STILL GOING ON

ソロの弾き語りでこそ発揮される、有無を言わさぬ説得力を音源に込めた通算6作目のフルアルバム。過去作に見られたリッチなバンドアレンジやリズムトラックなどは抑えられ、ソロのフォークシンガーたる彼自身の呼吸で自由奔放なソングライティングとテンポチェンジを駆使しながら、熱量高く歌い上げている。「リョウメンシダ 〈弾き語り ver.〉」や「今宵もかろうじて歌い切る〈Live at ドラマ「バイプレイヤーズ」撮影現場 ver.〉」はシングルバージョンとは異なる一発入魂のテイクが収録され、「とまり木」や「ギラギラのやつをまだ持ってる」では彼自身の中に脈打つ孤独なハングリー精神を再確認するかのようだ。殴りつけるような荒々しいギターリフと共に歌われる「あっかんべ、だぜ故郷」では、きれい事では済まされない愛憎入り混じった思いをありのままに曝(さら)け出している。ライブの現場で竹原ピストルの表現に触れたくなる、そんな肉感を備えた作品だ。

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