スタッフメモ 小説のストーリーから楽曲を生み出すスタイルで知られるユニット、YOASOBIのセカンドシングル。原作は、いしき蒼太の『夢の雫と星の花』。予知夢を見ることのできる幼なじみの男女が、相手から告白される夢を見ることでお互いを意識し始めるという物語だ。オープニングの印象的なアカペラで聴く者の心をつかみ、降り注ぐ音と声で感情を高めてくれる本作は、原作のラブストーリーをストレートに音で表現したものと言える。

コンポーザーのAyaseは「この物語は男女二人の視点で話が進みます。それをどのように楽曲へ落とし込むか、バランスが難しかったです」と制作の立ち上がりで苦心したことを明かしてくれた。「また、青春の疾走感や甘酸っぱさというところをどれだけ込められるか、予知夢というファンタジーな要素をどう感じさせるかというところにも悩みました。結果としては、聴いたときにぱっと世界が広がるような音を目指しました。サビのアタマに入っているikuraの“あー”という声も、そういう雰囲気を出したくて入れたものです」

ボーカルのikuraはその部分について「小説の中で描かれる、花火が開く瞬間のイメージで声を乗せました」と語る。「この曲は原作を読んだときに感じたことと感覚がリンクする部分が多くて、声色も1作目の『夜に駆ける』よりも明るくしました」

二人は原作の世界観に寄り添いながら、音でビジュアルを想起させるアプローチを試みた。原作の読者は、この曲を聴くことでまた新たな感動を得られるだろう。小説と音楽、二つの表現が合わさったときの面白さを感じさせる作品だ。

ソング
あの夢をなぞって
1
4:02
 

YOASOBI その他の作品

おすすめコンテンツ